yuichi0613's diary

yuichi0613の雑記、写真、日々の記録。

吉川市議選の14候補俯瞰をデジタル地図上で

こうした記事が掲載されたので、記念で。

 

毎日新聞2016年1月24日 地方版

政策比較:吉川市議選の14候補俯瞰をデジタル地図上で 渡辺・首都大学東京准教授ら作成 /埼玉 - 毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20160124/ddl/k11/040/080000c

 

有権者の判断に役立つ」

 24日に投開票される吉川市議選で、立候補者の政策などをデジタル地図上で比較できるサイト「吉川市政策マッピング」(http://manifesto.mapping.jp/yoshikawa/)を、首都大学東京の渡辺英徳准教授(ウェブアート)と同大卒業生の早川聖奈(せな)さん(23)らが作成した。立候補者29人のうち14人が参加しており、渡辺准教授は「候補者や政策を地図上で俯瞰(ふかん)できる視点はこれまでなかった。有権者の判断に役立つのではないか」と話している。

 今回のサイト作成は、昨春の統一地方選挙早稲田大学マニフェスト研究所(所長=北川正恭三重県知事)が始めた「マニフェストスイッチプロジェクト」の一環で、協力した吉川青年会議所が政策を収集。早川さんがデジタル地図と組み合わせ、候補者の顔写真をクリックすると、閲覧できるようにした。政策以外にも、政治家を志した理由や解決したい課題などが掲載されている。

 デジタル地図に情報を重ね合わせる手法は、渡辺准教授が戦争や災害などの記録を保存する取り組みを進める中で確立した。早川さんは、渡辺准教授と一緒に研究するメンバーで、「議員の活動状況を可視化すれば、若者が関心を持ちやすいのではないか」と考え、立候補者の政策マップをマニフェスト研究所に提案して採用された。今回は昨夏の神奈川県秦野市、同県海老名市の市議選に続く3例目になる。【岡礼子】

オバマ米大統領 一般教書演説2016(引用)

WhiteHouseの即日発表リリースより。

www.whitehouse.gov

 

========

オバマ最後の年。

Excerpts of the President’s State of the Union Address

As Prepared for Delivery

“We are fifteen years into this new century.  Fifteen years that dawned with terror touching our shores; that unfolded with a new generation fighting two long and costly wars; that saw a vicious recession spread across our nation and the world.  It has been, and still is, a hard time for many.

But tonight, we turn the page.”

“At this moment – with a growing economy, shrinking deficits, bustling industry, and booming energy production – we have risen from recession freer to write our own future than any other nation on Earth.  It’s now up to us to choose who we want to be over the next fifteen years, and for decades to come.

Will we accept an economy where only a few of us do spectacularly well?  Or will we commit ourselves to an economy that generates rising incomes and chances for everyone who makes the effort?”

“So the verdict is clear.  Middle-class economics works.  Expanding opportunity works.  And these policies will continue to work, as long as politics don’t get in the way.”

“In fact, at every moment of economic change throughout our history, this country has taken bold action to adapt to new circumstances, and to make sure everyone gets a fair shot. We set up worker protections, Social Security, Medicare, and Medicaid to protect ourselves from the harshest adversity.  We gave our citizens schools and colleges, infrastructure and the internet – tools they needed to go as far as their effort will take them.

That’s what middle-class economics is – the idea that this country does best when everyone gets their fair shot, everyone does their fair share, and everyone plays by the same set of rules.”

“I believe in a smarter kind of American leadership.  We lead best when we combine military power with strong diplomacy; when we leverage our power with coalition building; when we don’t let our fears blind us to the opportunities that this new century presents.  That’s exactly what we’re doing right now – and around the globe, it is making a difference.”

“In Iraq and Syria, American leadership – including our military power – is stopping ISIL’s advance.  Instead of getting dragged into another ground war in the Middle East, we are leading a broad coalition, including Arab nations, to degrade and ultimately destroy this terrorist group.  We’re also supporting a moderate opposition in Syria that can help us in this effort, and assisting people everywhere who stand up to the bankrupt ideology of violent extremism.  This effort will take time.  It will require focus.  But we will succeed.  And tonight, I call on this Congress to show the world that we are united in this mission by passing a resolution to authorize the use of force against ISIL.”

“No foreign nation, no hacker, should be able to shut down our networks, steal our trade secrets, or invade the privacy of American families, especially our kids.  We are making sure our government integrates intelligence to combat cyber threats, just as we have done to combat terrorism.  And tonight, I urge this Congress to finally pass the legislation we need to better meet the evolving threat of cyber-attacks, combat identity theft, and protect our children’s information.  If we don’t act, we’ll leave our nation and our economy vulnerable.  If we do, we can continue to protect the technologies that have unleashed untold opportunities for people around the globe.”

[メディア]NHKニュースに掲載していただいた大阪模擬選挙2015

10月20日付け。けっこう大きく取り上げていただいたのでうれしい限り。

選挙権年齢が引き下げられ18歳以上になるのを受けて、来月行われる大阪府知事選挙と大阪市長選挙の実際の候補者の政策や主張などを教材にして、全国の高校生などが大規模な模擬選挙に取り組むことになりました。
この模擬選挙は、「早稲田大学マニフェスト研究所」と、模擬選挙の普及を進めている教員などでつくる団体の「模擬選挙推進ネットワーク」が企画し、19日夜、東京都内で参加を希望している学校の関係者などを対象に説明会が開かれました。
選挙権が得られる年齢を18歳以上にする改正公職選挙法は、来年夏の参議院選挙から適用されますが、今回の模擬選挙では、来月22日に投票が行われる大阪府知事選挙と大阪市長選挙の「大阪ダブル選挙」が取り上げられます。
選挙期間中に、主催者側が実際の候補者の政策や主張をまとめて参加する学校に提供し、生徒などが授業の中で大阪の課題や解決策などを考えながらどの候補者に票を入れるか決め、本番さながらの体験をしてもらうということです。
主催者側は、専用のホームページなどを通して全国の小学校から大学までの未成年を対象に参加を呼びかけていて、全国の20校以上、2000人を超える若者の参加が見込まれるということです。
早稲田大学マニフェスト研究所の青木佑一事務局次長は、「教材も用意されるので、教員の負担は軽減されると思う。来年夏の参議院選挙を前にぜひ参加してほしい」と話しています。

 

f:id:yuichi0613:20151026234113p:plain

自分のケツを拭くということ

かなり久しぶり。

f:id:yuichi0613:20151015213517j:image

今日、ある人から比較的強めなメッセージをいただいた。それは端的に言えば、自分で拭けるケツを持て、ということだ。

思い返してみれば、人の思いをいくつ踏みにじったのだろうと思う。ひとりで頑張る方に対して、「言ったんだからやってくれ」と突っぱねて、結局はそのひとが成果を出せないまま終わった。ほんの半年前のことだ。
自分がこれだけ動いてるのだから、ほかの人も動いてくれるはずだ。無意識のうちか意識的になのか、ひとによって態度を変えて「お願い」の域を越えた物言いをする。


相手も人間だ。
自分はやっていると勝手に思い込んでいる人に対して、本当にやっているかを伝えないままにそれをお願いしても理解や主体的な働きは得られない。
そのひとがどうなのかは、ちゃんと言わないと伝わらないのだ。

役職でひとを判断するひともいるが、目の前で振る舞うそのひとを見てどんな人かを判断する。それはとても当たり前のことだ。

メリットやデメリットの前に、なぜ動くかはそのひとの感じ方によるのだ。



率直にそれを伝えてくれた彼には、大きな感謝とお詫びを伝えたい。
これまでの振る舞いと、それが与えるほかの人への影響を考えれば、自分の振る舞いに対して幻滅と失望は禁じ得ない。
なりたくないと思っていた人に、近づいていたことに気づいたからだ。

利ばかりを追い求めるひとは、そういう人には好かれるが、そうじゃない人には嫌われる。自分はそれを嫌う側だと思っていた。そうじゃないんだと、今回のやり取りで気付くことができた。

「あの人が言うなら」。
そういう人になりたいと思っているのに、自分の体たらくには残念な気持ちもあるが、今回気づけたことに感謝して、これまで関わった方々のイメージの転換と、これからの人たちへの接し方を変える努力をしてみよう。

いまなら間に合う。
人にやらせてではなく、自分のケツは自分で拭くためにあるのだ。

18歳選挙権引き下げ法案、可決によせて

f:id:yuichi0613:20150618032229j:image


政治がより身近になる大きな出来事


選挙権の年齢が引き下げられ、諸外国並みの「18歳」へようやくなった。すぐにでも被選挙権もセットで引き下げるべきだろう。

f:id:yuichi0613:20150618032249j:image


で、ふだんあんまりブログを書かないタイプだけど、
なんとなく思うところもあるのでそのあたりを時代の記録として残しておきたい。多少は放言も入るが、まああまり人に読まれないものと思って書く。



目先の低投票率は中高年層の投票ばなれの数字

衆院選で象徴的に約50%になり、統一選でも各種選挙で最低投票率を記録した。

しかし、昨今の投票率低下で一番問題なのは中高年齢層の投票離れが短期的な問題であって、割合の数字にだまされちゃいけない。実数で考えたほうがいい。
(ここらへんは埼玉大の松本教授が詳しく書いてる) 



なので、低投票率問題に対する課題は2つであり、まず短期的には中高年齢層が投票に行かないこと、その次に中長期的に低年齢層の「政治離れ」である。低投票率の原因を勘違いして低年齢層をスケープゴートにしてはいけない。



そして、中高年層の低投票率政治不信や死に票の忌避であり、よっぽどの失政か政権交代期待か高まらないかぎりは解決しないと思われる。これはいまの政治状況だと10年〜20年スパンかな。


長期的には低年齢層の低投票率の要因が深刻だよね


で、低年齢層の低投票率は、政治への関心のなさや「シルバーデモクラシー」というキーワードに代表される一票の価値のなさ、「どうせ変わらない」という無力感にもとづくものである。実際のところ、こちらのほうが深刻な話。



なんでそんなことが起きたのか?
いろいろ分析する向きがあるとは思うけど、端的に言えば政治や選挙を巡る様々な分断・断絶がそれを生んでいる。部分最適のみに目が向いて、全体最適を考えられてこなかった日本社会の責任。

それは高校生紛争に端を発する未成年者の政治活動の制限と、制度的補完としての「主権者教育」的なものを忌避した教育、政治勢力と日教組の対立、さらには政治と教育の分断、選挙と議会活動の断絶、選挙と選挙の情報不継続な状態がそれを引き起こしている。

さらに言うと、政治的安定を得る代わりに新たな有権者が政治的成功体験を得られない「政党一強」政権担当の負の遺産

そして政治や行政、議会が有権者の立ち位置に立った活動をできていないことによる「政治の遠さ」が散見される。



18歳選挙権の拡大と、シティズンシップ教育ないし主権者教育への着目と充実は、こうした問題や課題を徐々にではあるが解決していく可能性を秘めているものであるのは間違いない。
ただ、敵ともいうべきものは、まさに日本的なもの、文化や風土であるので、低年齢層のシティズンシップ推進だけでなく、中高年層の心構えや実践を大きな責任を負っているのだと思う。
具体的には、政治的な話題を忌避せず正面から話し合う、理性的に意見交換や対話を行う、行政への参加や地域活動に低年齢層も参加できるよう働きかけることなど。



そういう意味でも、この引き下げの効果はどれくらいで出てくるか、果てしない話ではある。30年くらいはかかるだろうか。

一方、
すぐ効果が出るか?については、私は希望的観測に近くて恐縮だけど、直近の2016年の参院選では投票率が少し上がるんじゃないかと思う。それは、初回の投票者は記念投票的に投票に行きやすい(たしか東京都が調査した詳細な年齢別の投票率をご参照。20歳が比較的投票率が高くなる)ことと、18〜19歳に注目が集まって投票率が上がることで、それ以上の年齢層も触発されて投票に行く可能性があると考えているため。


そんなドミノが反応して倒れていくといいけどね。



実際に動いていこうと


というわけで18歳選挙権の拡大に際しては、それをマニフェストスイッチを通じてどんどん進めていくよう、実践として関わっていけるようにしたい。

投票率の低さは、政治的関心の低さや主権者意識のなさなど、社会としての未成熟さを表していると言える。
そうしたものは、有権者だけでなく、政党や候補者・議員、首長や行政とともに、民間、技術者、そして未来の有権者もそれぞれの役割を果たすことで解決していける。というよりも、解決していく。

今回の18歳選挙権の拡大が、そうした動きの改めてのきっかけとしていけるよう動いていきたい。


というわけで3時。
言いたいことは吐いたのでよく眠れそうだ。
ほんじゃーね。

ひとはバランスが9割

ネタ。

ずいぶん前のネタなのだけどあとで考えると意外に深いので投稿。
ご関係者にはお詫び申し上げます。


人は見る角度で印象が違う


違うけどふつうはこんなに違うわけではない。それは2Dだからですね。
ある紳士服店にて、拡販用の商材があり。

f:id:yuichi0613:20150611091151j:image


たけいえみ。美人。


左から右へ。

f:id:yuichi0613:20150611091230j:image

f:id:yuichi0613:20150611091251j:image

f:id:yuichi0613:20150611091151j:image

f:id:yuichi0613:20150611091335j:image

f:id:yuichi0613:20150611091357j:image


つまり何が言いたいのか

たけいえみが美人、ということ。


あと、人生、バランスがいいほうが相対的には納得できる人生にしやすそう。



以上、暇ネタ。

住民投票「大阪都構想 反対」を受けての橋下徹・大阪市長の会見コメント

大阪都構想住民投票は、約1万票の僅差で反対票が上回った。

橋下徹氏の会見の対応は自身の備忘としても残しておく必要を感じたのでエントリーを書く。性質上、長文をハフポスさんから引用するんですが、お許しください。

 

約1万票の敗戦は、やることをやり切ったという意味では、ある意味清々しいのだろう。だが、勝負としては悔しさしかないだろうなあ。

以下の文章が印象的。

Q 12月になって情勢が劇的に変わったら、将来にわたってもう一度政治家に、という可能性は?


橋下:ないですよ。まず一つは住民のみなさんの気持ちをくみとれていなかった。負けるんだったら仕掛けるべきじゃない。その判断が間違っていた。政治家としていちばんだめです。それから、僕みたいな政治家はワンポイントリリーフ。課題が出た時に解決する実務家。政治家の原理原則は嫌われちゃいけない。僕みたいな政治家が長くやる世の中は危険です。敵がいない政治家がやらなきゃいけない。敵を作る政治家は本当にワンポイントリリーフ。必要とされて、いらなくなれば交代。権力は使い捨てがいちばん健全です。でも僕みたいなスタイルで8年やらせてもらった。大阪もどうなのかなあ。

 

――以下長文引用――

 

橋下徹氏、政界引退を表明 「大阪都構想」実現せず 住民投票で反対が上回る【UPDATE】
http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/17/toru-hashimoto-conference_n_7299678.html?utm_hp_ref=japan#48_

 

橋下:大変重く受け止めます。受け入れられなかった。間違っていたということになるんでしょうね。非常に重い判断をされたと思います。日本の民主主義を相当レベルアップした。大阪市民が全国でいちばん政治や行政に精通されている。これだけ多くの税金を投入して構想を進めてきたが、大都市局以外にも関係職員、相当なエネルギーを割いてつきあってくれた。政治家冥利につきる活動をさせてもらって本当にありがたく思っている。税金を使ったことにおわびというか、感謝というか、持ちながら、ありがとうございましたと市民のみなさんにいいたいです。


Q 敗因は?
橋下:僕自身への批判もあるだろうし、都構想をしっかり説明しきれていなかった僕自身の力不足。

Q 任期満了で退く考えに変わりは?
橋下:市長任期まではやりますけど、その後は政治家はやりません。

Q 政治の世界には一切?
橋下:弁護士はやります。江田さんに法律顧問いらないかって言ったんですけど。

Q 今後の任期はどのように
橋下:各党に話し合いをお願いしたい。自民、民主、公明で、新地方自治法の総合区制度を使ったほうがいいという提案もあった。

Q 笑顔に見えるが、そのお気持ちは
橋下:いやー、7年半、やれるところはやってきたつもり。38歳から無理してやってきたところもあるでしょうね。ちょっと公のところでお返ししなきゃという気持ちで政治の道に入った。自分なりに悔いのない政治家としてのこれまでの7年半。思う存分やらさせてもらった。こういう舞台で政治家を辞めることを言わせてもらうなんて、本当に納税者のみなさんに申し訳ないけど大変幸せな7年半だった。
橋下:政治ですから。負けは負け。公務員と違うところです。戦を仕掛けたわけですから。叩き潰すと言って叩き潰された。民主主義、大変素晴らしいですよ。メディアも含めて徹底議論した。負けたのに命を取られない政治体制はすばらしい。僕はこのまま生きて別の人生を歩める。


Q そうはいっても過去に発言を覆したことはある。
橋下:また2万%って言わせたいんですか? あのときは番組収録を抱えていて、予定組まれていたので、どうしても出ないと言わないと放送できなかった。今はそういう制約はないので、嘘をつく必要もない。僕の政治家は終了です。

Q 12月になって情勢が劇的に変わったら、将来にわたってもう一度政治家に、という可能性は?
橋下:ないですよ。まず一つは住民のみなさんの気持ちをくみとれていなかった。負けるんだったら仕掛けるべきじゃない。その判断が間違っていた。政治家としていちばんだめです。それから、僕みたいな政治家はワンポイントリリーフ。課題が出た時に解決する実務家。政治家の原理原則は嫌われちゃいけない。僕みたいな政治家が長くやる世の中は危険です。敵がいない政治家がやらなきゃいけない。敵を作る政治家は本当にワンポイントリリーフ。必要とされて、いらなくなれば交代。権力は使い捨てがいちばん健全です。でも僕みたいなスタイルで8年やらせてもらった。大阪もどうなのかなあ。


Q 大阪都構想の再チャレンジを仕掛ける気はないか。
橋下:自民、公明、民主、共産の意見をしっかりとらえた形になっていない。のちに道州制にでもなったときに、都構想の設計図がものすごい財産になる。いつかわからないが、誰か政治家が日本の危機的な状況の中で、統治機構改革を打ち出す政治家が出てきた時、都構想の設計図を頼りにされたらうれしい。

Q 維新の会と維新の党、看板政策が否定された。今後どうするのか。
橋下:維新の党はわかりません。大阪維新の会は、統一地方選、職を投げ捨てて大阪都構想のために参加してくれた。不甲斐ない代表のせいでこういう結果になりましたが、次のリーダーを選んでもらって、個人政党じゃないですから、次のリーダーにしっかり引き渡していきたい。それが大阪維新代表としての最後の務め。
松井:維新の党は今は国政政党の中で存在感を発揮していただいている。今は顧問という立場ですし、国民のために活動してもらえると思っている。大阪維新の会は2度、統一地方選を経験し、大阪において第1党をいただいている。今回、都構想については反対多数になったが、大阪の課題について一番よくわかっている政治集団と思っている。府議会、市議会の第1党の重責を果たしてもらいたい。議員団の運営はそれぞれリーダーがやっていただいていますので、そういう人を中心に、ローカルパーティー、全国でもこれだけのものは例がないと思っている。

Q 大阪維新の会の役職は2人とも退くのか。
橋下:どこかで引き継ぎをしないと。
松井:任期満了までは。仲間ですから。

Q どの言葉が反対派に響き、賛成派に響かなかったのか分析してほしい。
橋下:いや、分析するまでもなく、僕の力不足ですよ。


Q 松井知事はどうするのか。
松井:任期満了まではしっかり務めます。辞めるというのは…うーん、清々しい思いでここに座ってるので。


Q 今後の議会運営は。
松井:結果が出てノーサイド府議会においても過半数はないわけです。ただ、第1党には変わりない。他会派のみなさんと、大阪の改革案件まとめてますんで、一歩でも進むように話し合いしていきたい。府市統合本部で3年半かかりましたんでね。民間にどんどん入ってきていただいたほうがいい案件、まとめきっております。進めていくことがメリットになる。府議会、市議会とも過半数はないけど第1党なんで、他会派のみなさんと話し合いをし、調整して、進めてもらいたい。
橋下:都構想ばっかりやってたわけじゃない。他会派の理解も得て、任期満了までに進められるものは一つでも進めていきたい。

Q 11月にも知事選、市長選への対応は。
橋下:何も考えてません。


Q 住民投票の意義は
橋下:211万人有権者でしょ。通常の地方選だと20から30%台。そういう中で66%が足を運んでくださって。しかも中身が本気で考えるとものすごい難しい話を、資料見ながら、メディアの情報取り寄せながら、タウンミーティングにも足を運んでくださった。反対派の集会にも行っているだろうし、民主主義の活動だった。

Q 144万人が投票して1万票差。悔しくてしょうがないのでは?なんでそんなに晴れやかに?
橋下:こんな最高の終わり方ないじゃないですか。ボロカスにやられたらシュンとするけど、こんなありがたいことないですよ。本当に悔いがないし、総力戦でやってくれて、最後結論がこうなって、これはトップとしてありがたい話はないです。本当に納得できる。

 

――――