yuichi0613's diary

yuichi0613の雑記、写真、日々の記録。

無料日刊紙が欧州で絶好調だそうな

いわゆるフリーペーパー新聞紙とでもいうのかな。
とにかく、欧州はこれの勢いが絶好調、と。

フジサンケイビジネスアイより。
「「新聞離れ」どこ吹く風 欧州の無料朝刊2紙が絶好調」(参照

 有料の新聞が世界的に低迷する中、スウェーデン発の無料朝刊紙「メトロ」が欧米やアジアなどで順調に業績を伸ばしている。英国ではライバルの無料朝刊紙「メトロUK」も絶好調だ。20〜40代の通勤客をターゲットに両紙とも部数を増やし、広告単価も今や有料高級紙と肩を並べつつある。無料紙が車内に咲き乱れる欧州の地下鉄では「新聞離れ」という言葉がウソのようだ。

「メトロ」のほうは欧州、米州(米州ってなあに?)、アジア20カ国の100都市で発行され、総発行数は約2000万部だという。
一方、「メトロ」のイギリス進出を阻んだ「メトロUK」は、英国、アイルランドを中心に約220万部。

広告単価も他の高級紙並みになってきているという。

フリーペーパーの勢いについてだが、ネットを見ていたら朝日新聞が2001年に記事を出している。
2001年6月8日付け朝日新聞社「欧米やアジアなどで無料新聞急成長 ネット世代を標的」

駅などで無料で配る日刊タブロイド新聞が欧米やアジア、中南米で急成長している。収入源は広告。インターネットでニュースを無料で読んでいる若い世代を取り込む作戦で、活字離れに危機感をもった新聞社が創刊するケースが目立つ。20分足らずで一通りのニュースが読める簡便さが売り物だ。

 注目されたのが英国の無料新聞最大手メトロ紙。朝刊紙デーリー・メールなどを発行するアソシエーテッド新聞社が99年に創刊。その後約2年で部数が81万部に伸び、英新聞業界で6位にのしあがった。ロンドンなど主要都市の駅を中心に午前7時から同9時ごろにかけて集中的に配る。英国では新聞購読者の平均年齢が50歳を超えるといわれるが、同紙の読者は77%が16〜44歳。「記事が短くて読みやすい」「説教調の論説や解説記事がないのがいい」との評価を得ているという。同紙の経営幹部マイク・アンダーソン氏は「インターネットに慣れた若者にとっては『ニュースは短く、無料』が常識。新聞も同様の方法をとれば新聞離れを食い止めることができる」と話す。

(中略)

無料紙の大半は、ニュースを関連の新聞社や通信社から入手して、取材コストを抑え、購読料をただにしている。発行コストや収入は広告に全面依存しているが、英メトロ紙の場合、若い読者層が多いことから、「広告収入はふつうの3倍になる」という。

情報の入手が有料から無料へ移ったのはもう常識となっているはず。
で、ちょっと思ったのが、社会に関する情報の入手方法として有料のものが急激に無料というか解約に変わっていない事例が多々みられるが、それは「情報入手」という目的ではないからなのかなと思った。もともとその目的ではない、ということ。
または、代替不可能な情報がのっているとかかな。
地域のチラシなんて、たぶんないよなあ。ネット上には。
フリーペーパーと言えば、某地方紙の社長が「わが紙もフリーペーパーにする可能性はある」と言っていたことを思い出した。

これからどれくらい時代は進んだのかな。
まあ、日本は大丈夫でしょうに。