yuichi0613's diary

yuichi0613の雑記、写真、日々の記録。

荒川沖駅周辺連続殺傷事件について

いたましい事件。
被害者の方のご冥福をお祈りいたします。

さて。
酔っている場合ではない。
昨日はちょっとニュースを見なかったので、今日の朝テレビで見て初めて知った。
事件の概要は朝日新聞からとる。

asahi.com「『妹も襲う計画』不在で断念 金川容疑者」(参照)より。
ちょっと長い引用失礼。

 土浦署の捜査本部の調べでは、金川容疑者は三浦さんを襲う前の19日午前、自宅から約1.3キロ離れた市立中村小学校まで自転車で向かった。しかし同小の卒業式に出席する教師や保護者が多数いたことから襲撃を断念したという。妹は、襲撃を思い立った時には不在だったとされる。

 その後、金川容疑者は小学校近くの住宅地で、たまたま自宅の玄関先にいた三浦さんを見つけ、文化包丁で首を刺して失血死させたとみられる。2人は面識がなく、同容疑者は「誰でもよかった。人を殺したかった」と供述しているという。

 金川容疑者は19日に三浦さんを襲撃した後、現場に自転車を放置して帰宅。服を着替えて荒川沖駅から都内へ逃走したという。東京・秋葉原のビジネスホテルなどに宿泊し、22日の日中にはJR常磐線の同駅や取手駅に行き、「捕まえてごらん」などと110番通報していた。

 その後、再び都内のホテルに戻った容疑者は、23日午前10時ごろ都内を出発して同11時ごろ荒川沖駅に到着。直後に駅構内などで、両手に文化包丁とサバイバルナイフを持ち、叫び声をあげながら通行人7人と警戒中の警察官1人を次々に切りつけ、山上高広さん(27)が亡くなった。この事件の動機について「駅に着いてから7、8人を殺そうと思った」と供述しているという。

「人を殺したかった」という衝動が動機、か。
また悲しみが増えた。

テレビ報道では、警察の対応批判が中心だった。

たしかTBSのだったが、以下がポイント。

  • 警官の配置に問題があった

(のぼりのホームには配置していたが、くだりのホームにはいなかった)

  • 無線をもっていなかった

(非常時の連絡方法がなかった)

  • 被害者救護にかかりきり逃亡を許した

(犯人を見失っていた)

  • 駅にも知らせていなかった

(警察と駅が協力できればよかったのではないか)

1点目の配置については、秋葉原方面の電車はくだりなのにそこにいなかったということ。
のぼりにいてもしょうがないじゃない、という。
2点目は、まさに緊急時の連絡が不可能だった。事実、襲われた警官に気づいたのは改札の近くにいた警官ひとりだった。
携帯はあった、とのことだがそれで十分だと考えていたということか。
3点目は、上記の犯行に気づいた警官は、犯行が起こってからすぐに犯人を捕捉できず、またほかの警官もすぐにかけつけることが出来ずに犯人を逃し、防げたかもしれない被害者が出てしまったのと、逃亡を許したとのこと。

その批判について、こうかなというのはこちらから。
東京新聞「警官、改札通過見逃す 土浦8人殺傷 防犯ビデオに容疑者 無線も携帯せず」(参照)より。

県警は犯人逮捕を最優先とし、駅で張り込み中の警察官に拳銃や無線を所持させない秘匿捜査を徹底したという。金川容疑者は荒川沖駅で警察官が張り込んでいることに気付いていなかった。

 二十四日の記者会見で、県警の石井孝刑事部長は「ああいったケースまでは想定できなかったのは事実。捜査態勢については今後の検証で明らかにしたい」と話した。

写真は同じく東京新聞から。

犯人の逮捕を優先した結果、駅にも知らせず、私服で、無線も銃もなく、警護をしていた。
なにか緊張感に欠けていたのではないかと思ってしまう。
警護態勢の検証が待たれる。

突然の不条理で失われた命がある。

テレビ見ていたら、今日はニュースが多いな。