新聞記者の方向性、将来はムービーカメラを持つのかな

今日行った会社説明会は朝日新聞だった。
社の人事部採用担当者に質問する機会があったので、「映像での採用はありますか」って聞いたら「ない」って言われた。
当たり前だ。
しかし、あくまで現時点で、ある種の実験は始まっているという。

だいたいの新聞社において、地方支局の記者は基本的にスチールカメラを持つのだが、ここ最近、ＨＤのムービーカメラで撮るのはどうかという意見があり、将来的にはそうなるかも、と言っていた。
さらに、「ネットはいま」という連載ではすでに取材はＨＤのムービーを使い、サイト上で掲載してるとのこと（さっき見たらサイト見れなかったので未確認…）。
ＨＤなら素人でもそれなりに撮れるし（自分が実際やっていてそうなので激しく首肯）、ムービーなら静止画も簡単にキャプチャできるので、いいのでは、と。

私はかねてから、たぶん３〜４年前から「新聞記者もムービー持つ時代がくる」と言っていたので、「本当に来た（笑）」と思った。

この前まで私は知らなかったのだけど、共同通信も「写真記者」に加えて「映像記者」も募集している。
最近だと、民主党党大会後の小沢会見に取材で行ったとき、共同通信のムービーが撮影していたのを確認したから、なーると思った。

テレビの武器は、映像とどこでも映るハコ。
新聞の武器は、取材力。新聞が紙だけでなくネットも使うとしたら、記者は文章、写真、映像という情報伝達の方法として持つことになるんだなあ。

まあ、これが新聞を救う武器になるとは思いませぬが、少なくてもより情報がわかりいいものになるとは思います。

以上、ちょっとした情報でした。