毎日新聞社が新潟日報に印刷を委託しましたね
表題通り。
以下、引用。
毎日新聞社と新潟日報社は８日、新潟県内で配達する毎日新聞約２万７０００部を、新潟日報社の印刷センター（新潟市西区）で印刷することで基本合意したと発表した。印刷開始は２０１２年春を予定している。
毎日新聞社は現在、新潟県内向けの新聞を関連会社「毎日新聞北関東コア」（群馬県高崎市）で印刷している。今回の印刷委託により、長距離輸送の必要がなくなり、積雪期でも安定した輸送が可能になる。
基本的に、外部委託の恩恵はこのあとも続く。
なぜなら、日本の新聞業界はこれまで他国に比べて潤沢な資本を持ち、多くの業務を自社で抱えてきたから。なので、まだまだ業務の圧縮自体は可能であろうし、極端な話、アメリカの一部企業でなんか行われている海外への業務委託も可能ではある（言語の問題があるから、インドには行かないだろうけど）
。編集作業については、朝日と紀伊日報のように、限定的に地方紙に任せるようなところも出てくるだろうし、毎日の共同加盟のように、地方紙からの記事配信を欲しがるところもある。
それにしても新潟日報はこれで新聞最大手の読売・朝日・毎日については新潟県内の印刷委託を完了させた。それぞれ、開始時期は読売が２０１０年春、朝日が２０１１年春、そして毎日の２０１２年春。
参考）
朝日→ http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122201000603.html
読売→ http://www.sanyo.oni.co.jp/news_k/news/d/2009071501000891/
１月のＮＨＫ「クローズアップ現代」の特集でも、新潟日報の話題が出てたね。
それぞれが地方の各拠点に輪転機を持ち配達を行う時代から、印刷・配達の委託などのコストの圧縮を進めている時代。
根本的な解決ではないけど、今後もさらに続くでしょう。
