yuichi0613's diary

yuichi0613の雑記、写真、日々の記録。

石巻へ

日記は久しぶり。
最近、Twitterだと物足りない感があり、なんだろな。
受け取る情報量の問題なのかもしれない。
情報の質の問題かもしれない。
しかしそれは、要は自分のアカウントがいかに振る舞うかの結果であるのだとは思うけど。
Facebookに行くか、ブログに再帰するかのどっちかなのかも。



さて、記録という意味で宮城の被災地に行ってきたよというお話。
私があまりそういった情報に触れていないせいか、
被災地の現状について一般的理解以上のものは知識として持ってなかった。



石巻のインター出口から見えるイオン。
それにしても空が青い。
ここらへんは少し内陸で、外見的には3.11以前とあまり変わらないのではないか。
ただ、地域のスーパーが閉めたところもあり、一通り揃うイオンに駐車場がまんぱんになるほど人が集まるそうだ。
ただ、このあとイオンに行ったが、事前に人がたくさんと聞いていたほどにはいなかった。




海側。
日和山公園という少し高台のところから。さきに下を通ったが言葉が出なかった。
若いひとが10人くらいいた。ポランティアの人だろうか。すすり泣いているひともいた。
石巻のここから見える範囲、旧北上川の西側に限れば、一通りのガレキを整理した印象。
一方で、いま取り壊されてない建物内も破損がひどく、やはり崩さないといけないようだ。ガレキはまだ出る。
街のそこここに、ガレキが積まれた山がある。滞在中の短時間に3,4つは見た。
また、滞在中には、積まれたガレキから自然発火する事件も発生していた。




市役所にあった尋ね人の看板。
昨日の朝日新聞によると、「警察庁がまとめた東日本大震災(余震を含む)の死者は、3日現在で1万5821人。警察に届け出があった行方不明者は3962人」だという。




あれから半年以上がすぎて。
その時点で初めて被災地に赴いた私に、当時からいたひとは震災の何を見てきたんだ、と思うだろうけど。
(実際、知人に震災直後の街の様子を伺った。口に出すのも憚られるような、そんな、状況。)


理不尽に色々なものが失われるんだな、突然に、強く実感をした。
そして、死が前よりも生き生きとして見えて、他人事として笑えない。(この言葉は不適切かもしれないけど、言語化するとこういう心境)

あくまで自分に引き寄せて考えるなら、避けられない死を前に、ちゃんと生きよう。
そういうことが心に刻まれた、今回の経験。


女川と牡鹿半島の西側も行ったので、それもまた。