今日は某社の会社説明会

第２部のプレゼンにはまいった。記者という仕事をするうえでの資質、みたいなものを実際の紙面、記者の取材を交えて紹介し、考えていくものなのだが、ひとの心を揺り動かす記事にはかならず悲しみや苦しみ、悔しさなどがある。
それを存分に味わえというのだから、多少こたえた。
日航機墜落事故の現場の話。尼崎の電車脱線事故の話。秋田の救急救命士が違法覚悟でしていた気管挿管の話。遭難したある歌人の家族と知人の絆。
周りには啜り泣くひともいたと記憶する。

「斜陽産業の新聞記者なんか志望するやつはアホ」という意見があるが、生きた人間をもとに事実を世に問うという仕事はほかにはなかなかできないだろうな。
それすら思い上がりだ、必要がないという意見もあるかもしれない。でも、そう思いたくないなあ。
我ながら主観的だけど。