クールな情熱とホットな諦め
今日、とうとう自分が大丈夫だと思っていた思いが
朗らかに、ゆるやかに折れてしまった。
若かりし頃に決めた「これはやらないんです」
という思いに自らの情熱を乗せて生のレールを走ってきたが、そのことで搾取される時間や思いに疲れてしまった。
当時とは、環境も価値観も感情も変わってきてある
それは成長だし退化だが、それは人間の「ふつうのなやみ」というものでもあるのだろう。
いま、自らの仕事や志事を振り返る。
できたこと、やりきったこともあるが、やりたかったこともたくさんあった。
でも、自信はついた。実績もそれなりに積んだ。
なんとかなるんじゃないかという気持ちは、きっと今後揺らぐことはないだろう。
クールな情熱の時代は終わった。
諦めと選択の中にしか、苛烈な意思決定は生まれない。
ホットな諦めを甘んじて享受しよう。
それが自分という帳(とばり)を開け放つ、唯一無二のきっかけなのだから。