ＮＨＫ６時のニュースでやっていた「発達障害」についての報道はよかった

たまたま見たＮＨＫのニュースで、発達障害についてやっていた。
ボランティアでちょっと接したこともあったので興味を持って見た。
全部で５回放送したらしいが、私は今回しか見なかったな。

テーマは、「自閉症者の自立」。
「おはようございます」と元気な声で挨拶。
老人福祉センター（たぶん）で清掃の仕事をしている。
実家からは近いが、自分で働いたお金で家を借りてひとりで住み、調理も自分でしていた。

仕事場では、まわりの職員が自閉症ゆえに多少の配慮は必要だ。
仕事の指示をひとつずつする。
ひとつひとつ仕事をこなしていかないと、作業を忘れてしまうからだ。
具体的に仕事を指示する。
抽象的な指示では、理解ができない。

同僚の言葉。
「最初は変な感じがしたけど、慣れてしまうと気にならない」

ＶＴＲでは、職員と一緒にごはんを食べたり話をしたりと、コミュニケーションもできていたようだ。
慣れていた職場から、動物園勤務にうつすことになった。
最後の仕事の日、「ありがとうございました」とはきはきと感謝の言葉をしゃべる。
同僚からも送別の言葉。

ＶＴＲの最後、新しい動物園で頑張って働く姿が印象的だった。
これからも、試行錯誤の日々はつづくだろう。
社会が彼らを理解し、障害を特徴ととらえて支えていくということが求められている。
障害者はけっして私たちと関係のない話ではない。
いつでも誰かがそうなる、という意味である種身近な話だと思う。

社会が彼らの生き方を保障することができる社会にしていく。
これが私の思う未来の道かもなあ。