住民投票「大阪都構想 反対」を受けての橋下徹・大阪市長の会見コメント
橋下徹氏の会見の対応は自身の備忘としても残しておく必要を感じたのでエントリーを書く。性質上、長文をハフポスさんから引用するんですが、お許しください。
約1万票の敗戦は、やることをやり切ったという意味では、ある意味清々しいのだろう。だが、勝負としては悔しさしかないだろうなあ。
以下の文章が印象的。
Q 12月になって情勢が劇的に変わったら、将来にわたってもう一度政治家に、という可能性は?
橋下:ないですよ。まず一つは住民のみなさんの気持ちをくみとれていなかった。負けるんだったら仕掛けるべきじゃない。その判断が間違っていた。政治家としていちばんだめです。それから、僕みたいな政治家はワンポイントリリーフ。課題が出た時に解決する実務家。政治家の原理原則は嫌われちゃいけない。僕みたいな政治家が長くやる世の中は危険です。敵がいない政治家がやらなきゃいけない。敵を作る政治家は本当にワンポイントリリーフ。必要とされて、いらなくなれば交代。権力は使い捨てがいちばん健全です。でも僕みたいなスタイルで8年やらせてもらった。大阪もどうなのかなあ。
――以下長文引用――
橋下徹氏、政界引退を表明 「大阪都構想」実現せず 住民投票で反対が上回る【UPDATE】
http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/17/toru-hashimoto-conference_n_7299678.html?utm_hp_ref=japan#48_
橋下:大変重く受け止めます。受け入れられなかった。間違っていたということになるんでしょうね。非常に重い判断をされたと思います。日本の民主主義を相当レベルアップした。大阪市民が全国でいちばん政治や行政に精通されている。これだけ多くの税金を投入して構想を進めてきたが、大都市局以外にも関係職員、相当なエネルギーを割いてつきあってくれた。政治家冥利につきる活動をさせてもらって本当にありがたく思っている。税金を使ったことにおわびというか、感謝というか、持ちながら、ありがとうございましたと市民のみなさんにいいたいです。
Q 敗因は?
橋下:僕自身への批判もあるだろうし、都構想をしっかり説明しきれていなかった僕自身の力不足。
Q 任期満了で退く考えに変わりは?
橋下:市長任期まではやりますけど、その後は政治家はやりません。
Q 政治の世界には一切?
橋下:弁護士はやります。江田さんに法律顧問いらないかって言ったんですけど。
Q 今後の任期はどのように
橋下:各党に話し合いをお願いしたい。自民、民主、公明で、新地方自治法の総合区制度を使ったほうがいいという提案もあった。
Q 笑顔に見えるが、そのお気持ちは
橋下:いやー、7年半、やれるところはやってきたつもり。38歳から無理してやってきたところもあるでしょうね。ちょっと公のところでお返ししなきゃという気持ちで政治の道に入った。自分なりに悔いのない政治家としてのこれまでの7年半。思う存分やらさせてもらった。こういう舞台で政治家を辞めることを言わせてもらうなんて、本当に納税者のみなさんに申し訳ないけど大変幸せな7年半だった。
橋下:政治ですから。負けは負け。公務員と違うところです。戦を仕掛けたわけですから。叩き潰すと言って叩き潰された。民主主義、大変素晴らしいですよ。メディアも含めて徹底議論した。負けたのに命を取られない政治体制はすばらしい。僕はこのまま生きて別の人生を歩める。
Q そうはいっても過去に発言を覆したことはある。
橋下:また2万%って言わせたいんですか? あのときは番組収録を抱えていて、予定組まれていたので、どうしても出ないと言わないと放送できなかった。今はそういう制約はないので、嘘をつく必要もない。僕の政治家は終了です。
Q 12月になって情勢が劇的に変わったら、将来にわたってもう一度政治家に、という可能性は?
橋下:ないですよ。まず一つは住民のみなさんの気持ちをくみとれていなかった。負けるんだったら仕掛けるべきじゃない。その判断が間違っていた。政治家としていちばんだめです。それから、僕みたいな政治家はワンポイントリリーフ。課題が出た時に解決する実務家。政治家の原理原則は嫌われちゃいけない。僕みたいな政治家が長くやる世の中は危険です。敵がいない政治家がやらなきゃいけない。敵を作る政治家は本当にワンポイントリリーフ。必要とされて、いらなくなれば交代。権力は使い捨てがいちばん健全です。でも僕みたいなスタイルで8年やらせてもらった。大阪もどうなのかなあ。
Q 大阪都構想の再チャレンジを仕掛ける気はないか。
橋下:自民、公明、民主、共産の意見をしっかりとらえた形になっていない。のちに道州制にでもなったときに、都構想の設計図がものすごい財産になる。いつかわからないが、誰か政治家が日本の危機的な状況の中で、統治機構改革を打ち出す政治家が出てきた時、都構想の設計図を頼りにされたらうれしい。
Q 維新の会と維新の党、看板政策が否定された。今後どうするのか。
橋下:維新の党はわかりません。大阪維新の会は、統一地方選、職を投げ捨てて大阪都構想のために参加してくれた。不甲斐ない代表のせいでこういう結果になりましたが、次のリーダーを選んでもらって、個人政党じゃないですから、次のリーダーにしっかり引き渡していきたい。それが大阪維新代表としての最後の務め。
松井:維新の党は今は国政政党の中で存在感を発揮していただいている。今は顧問という立場ですし、国民のために活動してもらえると思っている。大阪維新の会は2度、統一地方選を経験し、大阪において第1党をいただいている。今回、都構想については反対多数になったが、大阪の課題について一番よくわかっている政治集団と思っている。府議会、市議会の第1党の重責を果たしてもらいたい。議員団の運営はそれぞれリーダーがやっていただいていますので、そういう人を中心に、ローカルパーティー、全国でもこれだけのものは例がないと思っている。
Q 大阪維新の会の役職は2人とも退くのか。
橋下:どこかで引き継ぎをしないと。
松井:任期満了までは。仲間ですから。
Q どの言葉が反対派に響き、賛成派に響かなかったのか分析してほしい。
橋下:いや、分析するまでもなく、僕の力不足ですよ。
Q 松井知事はどうするのか。
松井:任期満了まではしっかり務めます。辞めるというのは…うーん、清々しい思いでここに座ってるので。
Q 今後の議会運営は。
松井:結果が出てノーサイド。府議会においても過半数はないわけです。ただ、第1党には変わりない。他会派のみなさんと、大阪の改革案件まとめてますんで、一歩でも進むように話し合いしていきたい。府市統合本部で3年半かかりましたんでね。民間にどんどん入ってきていただいたほうがいい案件、まとめきっております。進めていくことがメリットになる。府議会、市議会とも過半数はないけど第1党なんで、他会派のみなさんと話し合いをし、調整して、進めてもらいたい。
橋下:都構想ばっかりやってたわけじゃない。他会派の理解も得て、任期満了までに進められるものは一つでも進めていきたい。
Q 11月にも知事選、市長選への対応は。
橋下:何も考えてません。
Q 住民投票の意義は
橋下:211万人有権者でしょ。通常の地方選だと20から30%台。そういう中で66%が足を運んでくださって。しかも中身が本気で考えるとものすごい難しい話を、資料見ながら、メディアの情報取り寄せながら、タウンミーティングにも足を運んでくださった。反対派の集会にも行っているだろうし、民主主義の活動だった。
Q 144万人が投票して1万票差。悔しくてしょうがないのでは?なんでそんなに晴れやかに?
橋下:こんな最高の終わり方ないじゃないですか。ボロカスにやられたらシュンとするけど、こんなありがたいことないですよ。本当に悔いがないし、総力戦でやってくれて、最後結論がこうなって、これはトップとしてありがたい話はないです。本当に納得できる。
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モモの裏側が筋肉痛だよ
3時間にわたるテニスレッスン
Innovation Nippon 2014年度報告書 でお手伝いさせていただいた件
データ・教育・農業・女性から考えるイノベーション政策
――日本の経済成長のために――
Innovation Nippon 2014年度報告書
http://innovation-nippon.jp/reports/InnovationNippon_Report2014.pdf
Innovation Nippon とは
情報通信技術(ICT)を通じた日本におけるイノベーション促進をめざして、国際大学グロ
ーバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)とグーグルが 2013 年に発足させた
プロジェクトです。ICT とイノベーションに関連する調査研究活動や政策提言を行ってい
ます。これまでの活動の詳細については以下のサイトでご覧いただけます。
Innovation Nippon ウェブサイト:http://innovation-nippon.jp/
居並ぶ著名な方の中で、私のようなしょぼしょぼな人が名前を入れさせていただき恐縮ですが、オープンデータという流れの中でこうしたことに関わらせていただいたことがうれしいかぎりです。
「1. 地方自治体の情報公開請求から見たデータの商業利用ニーズ」のアンケート調査を担当し調査・分析をさせていただいた。
というところで、特にオチもないけど、メモというか。
選挙アイデアソン、NHKニュースに掲載していただいた
ありがとうNHKさん
取り急ぎ、消える前に残しておこう。
マニフェスト活用で選挙アイデアソン
2月11日 1時19分有権者が候補者を選ぶ際の判断材料として重要な役割を担うマニフェスト。このマニフェストを活用して、有権者の選挙や政治への関心を高めるためのアイデアを考える「選挙アイデアソン」が8日、東京都内で開かれました。
「選挙アイデアソン」は早稲田大学マニフェスト研究所が主催したもので、IT企業やNPOの関係者、地方議員など20人余りが参加しました。
この中では、マニフェストを分析することで、議員や候補者が具体的にどういった政策に力を入れているのかを分かりやすく見せたり、選挙の際に掲げたマニフェストが選挙後の4年間でどの程度まで実行されたのかを可視化したりするウェブサイトを作るといったアイデアが出されました。
また、議会の議事録やツイッターやフェイスブックといったソーシャルメディアでの発言を議員ごとにデータ化し、選挙で投票した議員の情報が一目で分かるようにするなどのアイデアも出されていました。
早稲田大学マニフェスト研究所では、議員や候補者のマニフェストを統一フォーマットに整理したうえで、誰もが自由に利用できるオープンデータの形で公開する試みを進めています。
早稲田大学マニフェスト研究所の青木佑一さんは「マニフェストをオープンデータ化することで、ふだんから有権者が政治に関心を持ち、政策の内容で候補者を選んで投票に行くことができる仕組みをつくっていきたい」と話しています。
今回、出されたアイデアは、来月1日に開かれる「ハッカソン」と呼ばれるイベントで、実際にアプリやウェブサイトなどにすることにしていて、ことし4月に行われる統一地方選挙でも活用できるよう、専用の登録サイトに掲載する予定だということです。
※全文引用ですみません。