「反哲学入門」(木田元)読んだけど感想がかけない
弁当氏のところでみてからずいぶんたったけど読んだ。
「反哲学入門」(木田元)。
- 作者: 木田元
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
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哲学思想の継承の経緯についてはこれひとつでかなりの内容となっている。ハイデガーを読むために、もう一度勉強してみるか、という気にさせてくれる本だった。
中身はざっくりいくと以下。
ニーチェの哲学は、プラトン以後に広がった超越的存在を前提とした「哲学」を批判し、価値の展開を試みた「反哲学」で、日本人だったら哲学わかんなくてしょうがないさねということ。
古代ギリシャのプラトン以後、デカルト、カント、ヘーゲルと西洋哲学が発展し、ニーチェで転換が起き、ハイデガーにつながるという流れ。
ちなみに弁当氏はチョムスキー氏の著作を体系的に読み理性の意味を理解したとき違和感を覚え、それをこの本で指摘されたおどろきを紹介していたが、そうなるとチョムスキー氏の著作も参考にしてみたい気になった。
哲学に興味のある自分としてはこの内容はとても関心もって読めた。
まず、理性の扱い方が西洋特有だという指摘がわたしのようなものにはとても新鮮だった。デカルト「方法序説」も学部時代遅まきながら読んだが、よくわからなかった。
というか、感想がかけないということはあまり理解ができていないということだろうな。
もう一回読んでみる。