麻生首相の「連夜バー通い」批判についての報道:23日の3時くらいまでの記事について。
先月誕生した麻生太郎首相。
もういくつ寝ると、アキバ街頭演説ですね。
解散が近しと言われているけども、なかなか解散の声はかかりませんね。
ってか、麻生氏は一度も「いつ」とは言っていないみたいですし。
外野がうるさい?*1エンヤコラ。
さて、なんやかんやしているうちに金融危機は起こるわ、内閣支持率は落ちはじめるわで大丈夫かなあと思っていたら、騒がれ始めましたね。
麻生氏の「バー通い問題」とでもいうのか。
これ見て、みんな麻生氏のこと好きなんだなって本当思った。
↓
はてなブックマーク > 【麻生首相ぶらさがり詳報】「ホテルのバーは安全で安い」(22日昼) (1/4ページ)
この問題に関してネットで軽く検索して確認できる限りだと、時事通信の報道がもっとも早いか。
以下、適当に引用していく。
時事通信10月8日付け”夜の会合3つを「はしご」=麻生首相”(参照)
麻生太郎首相は7日夜、都内の高級飲食店3軒を「はしご」した。
最初は、紀尾井町にある中華料理店であった自民、公明両党国対委員長らの会食に約20分間出席。8日に衆院通過する2008年度補正予算案について「政府側も気を引き締めて頑張るので、よろしく」と述べ、早期成立へ結束を要請した。この後、近くのホテルにある日本料理店で、松本純官房副長官らが経済人を招いて開いた勉強会に10分間顔を出すと、同じホテルのバーに移り、秘書官と1時間半を過ごした。
やたらとバーに通っている、と。
次は赤旗と毎日が同日の朝刊かな。
毎日新聞10月19日付け”麻生首相:日々、ホテルで夕食後会員制バーへ ××氏同席? 連夜多忙、憶測呼ぶ”(参照)
麻生太郎首相=似顔絵=が9月24日に就任してから2週間。所信表明演説や予算委員会審議の過密日程が続くが、夕食後にホテルの会員制バーなどへ「2次会」に出かけることもあり、就任前と変わらないスタイルを貫いている。
首相は葉巻好きで知られ、就任前はシガーバーで一服後、帰宅するのが日課だった。
(中略)
会員制バーでは、首相が誰と一緒なのか報道陣は確認できず、与党幹部らと密会しているとの憶測も出ている。
会員制のバーで密談?というトーン。
しんぶん赤旗10月9日付け”麻生首相、今年は何軒“はしご”?”(参照)
麻生太郎首相は七日夜、東京都内の高級飲食店三軒を「はしご」しました。同日の衆院予算委員会で「国民はまずは景気対策という気持ちが強い」と連発した首相ですが、国民の生活苦などおかまいなしです。
(中略)
首相就任前から、政治資金を使って東京・銀座や六本木、赤坂などの高級クラブや高級料亭などを「はしご」する麻生氏の行動は有名。二〇〇七年の会合は判明しているだけでも百二十三回にのぼっています。
政治資金を使っているの?うそん。
産経でこういう記事もある。
産経新聞10月12日付け”【政治家の隠れ家はここだ】麻生首相が出入りする高級秘密ホモクラブ(???) (1/2ページ)”(参照)
馬尻(東京都港区六本木)
国会議事堂方面から溜池の交差点を高輪方向に進むと「新一の橋」の交差点の手前右側にあるレストラン&バーである。
(中略)
麻生太郎首相はこの店の常連である。首相就任のはるか前からこの店に通っており、就任後の10月2日夜には、自民党麻生派の若手議員らと、この店で会食している。
記者が見たネットの書き込みでは、この店は「高級ホモクラブ」とするものがあったとのこと。
最終的には、「噂にすぎないのでは…。」と締めている。
また、この店は安めという記述も。
同記事からの引用。
ちなみに、メニューに書かれた料理の価格をみると、おつまみや食事は高くても1000円台。ワインリストの一部にボトルで1万円を超える銘柄はあるものの、メニュー全体としては、それほど高額とは思えない。「高級ホモクラブ」という表現のうち、少なくとも「高級」というのは、ちょっと違う感じだ。むしろ、華麗なる家系に生まれ育った首相が行く店としては、かなり安価な部類に入るように思える。
次は読売の記事。
読売新聞10月19日付け”はしご酒も目立ちます…麻生流ナイトライフ”(参照)
9月24日の就任から10月17日までの24日間で、首相は地方滞在中を含めて25回の「夜会合」をこなした。就任から同じ期間で夜会合が5回だった福田前首相の5倍の頻度だ。食事の後、ホテルの高級会員制バーなどで飲み直す「はしご」の多さも際だつ。最近4代の首相を就任後24日間で比べると、小泉元首相の「はしご」は1日だけ。安倍元首相、福田前首相はともにゼロ。麻生首相は7日で、帰宅も平均すると午後11時近くと、「断トツ」で遅い。
食事やバーでの同席は側近の松本純官房副長官が9回で最多。次いで、6人いる首相秘書官のいずれかの同席が6回と、身内が目立つ。ただ、これは首相側の説明に基づいていて、会員制バーなどで実際に誰と会っていたのかは確認しにくいのが実情だ。「マスコミの目を盗んで重要人物と密会している」との見方も根強い。
16日夜も、首相側は事前に「秘書官と食事」と発表したが、実際は中川財務・金融相、甘利行政改革相らと会っていた。人目につきにくいバーを多用し、深夜まで会合を重ねる「麻生流」がいつまで続くか――。
平均夜11時帰宅はなかなか。ってか9回て松純と会いすぎ。
ナイトライフの充実ぶりについてはネットニュースの雄(笑)、J−CASTも記事を出している。
J−CASTニュース10月21日付け”会員制バーで葉巻とお酒 68歳麻生首相の充実ナイトライフ”(参照)
麻生首相の夜会合の多さは、今に始まったことではない。しんぶん赤旗の調べによると、資金管理団体が06年中に支出した飲食費は、約3500万円に上っている。2日に1回は会食している計算だ。中には、一晩で7件をはしごして約200万円を使った日もある。
ふーん。
上杉隆氏の話だと、解散の相談は「幻想」とのこと。
さて。
ここらで、夜の予定をまとめてみる。
(読売の「麻生首相の一日」を参照。問題があるようなら言ってくださいね。対応します。)
9月
24日
【午後】4時42分 首相に指名。
(25日の)【午前】2時6分、東京・神山町の私邸。25〜27日
国連総会での一般討論演説のため、海外へ。27日
【午前】2時53分、羽田空港着。3時35分、東京・神山町の私邸。
【午後】6時30分、私邸。28日
【午後】7時44分、東京・虎ノ門のホテルオークラ内の中国料理店「桃花林」で秘書官と食事。9時58分、私邸。29日
【午後】8時45分、私邸。30日
【午後】6時41分、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京の日本料理店「雲海」で松本、鴻池両副長官と食事。8時34分、同ホテルのバー「マンハッタンラウンジ」で松本、鴻池両副長官。10時42分、私邸。10月
1日
【午後】6時57分、東京・紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂の中国料理店「李芳」で個人事務所のスタッフと食事。9時42分、私邸。2日
【午後】7時2分、東京・六本木の飲食店「馬尻」で永岡桂子自民党衆院議員ら麻生派若手議員と食事。11時18分、東京・神山町の私邸。
3日
【午後】6時41分、東京・虎ノ門の虎ノ門パストラルホテルで嘉中・嘉穂高校関東地区同窓会総会。7時18分、東京・内幸町の帝国ホテルの会員制バー「ゴールデンライオン」で秘書官と食事。10時54分、東京・神山町の私邸。4日
【午後】7時29分、東京・銀座のフランス料理店「ペリニィヨン」で家族と食事。10時8分、私邸。5日
【午後】5時8分、東京・虎ノ門のホテルオークラで、ちか子夫人とともに親族らによる首相就任祝賀会に出席。7時2分、東京・内幸町の帝国ホテルで秘書官と食事。10時22分、私邸。6日
【午後】6時39分、皇居。ちか子夫人とともに天皇、皇后両陛下との夕食会。9時36分、東京・神山町の私邸。7日
【午後】8時39分、東京・紀尾井町の中国料理店「維新號」で自民党の大島、公明党の漆原両国対委員長ら。河村長官、松本副長官同席。9時、同所のホテルニューオータニ内の日本料理店「藍亭」で松本副長官。同17分、同ホテル内の日本料理店「カトーズダイニング&バー」で秘書官と食事。11時4分、東京・神山町の私邸。8日
【午後】8時47分、東京・内幸町の帝国ホテルの会員制バー「ゴールデンライオン」で松本副長官と食事。11時10分、東京・神山町の私邸。9日
【午後】8時14分、東京・内幸町の帝国ホテルの会員制バー「ゴールデンライオン」で松本官房副長官と食事。10時30分、東京・神山町の私邸。10日
【午後】7時12分、東京・虎ノ門のホテルオークラ内の日本料理店「山里」で松本副長官と食事。10時3分、同ホテル内のバー「オーキッドバー」で松本副長官。11時57分、私邸。11日
【午後】8時33分、JR浜松駅。同43分、浜松市のグランドホテル浜松内の日本料理店「聴涛館」で日本青年会議所会頭経験者らとの懇談会。鴻池官房副長官同席。10時17分、同ホテル内のラウンジ「サムデー」で会頭経験者ら。塩谷文部科学相同席。11時30分、ブッシュ米大統領と電話会談。同ホテル泊。12日
【午後】3時40分、JR東京駅。4時5分、東京・神山町の私邸。同32分、私邸周辺を散歩。5時4分、私邸。13日
【午後】47分、東京・内幸町の帝国ホテルで秘書官と食事。10時49分、私邸。14日
【午後】9時8分、東京・六本木の飲食店「馬尻」で松本官房副長官、山口補佐官と食事。11時20分、私邸。15日
【午後】6時40分、東京・元赤坂の明治記念館で高松宮殿下記念世界文化賞カクテルレセプション。同58分、同館の日本料理店「花がすみ」で秘書官と食事。8時26分、東京・広尾の日本料理店「広尾 京寿々」で個人事務所のスタッフ。10時9分、東京・神山町の私邸。16日
【午後】7時43分、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京内の中国料理店「花梨」で中川財務・金融相、甘利行政改革相、菅義偉自民党選対副委員長と食事。9時43分、東京・虎ノ門のホテルオークラ内のレストラン「バロンオークラ」で秘書官。10時44分、東京・神山町の私邸。
17日
【午後】8時22分、東京・有楽町のフランス料理店「アピシウス」でちか子夫人と食事。11時38分、東京・神山町の私邸。18日
【午後】9時48分、東京・六本木の飲食店「馬尻」で秘書官と食事。11時37分、私邸。19日
【午後】6時14分、東京・内幸町の帝国ホテルで秘書官と食事。8時50分、同ホテルのラウンジ「インペリアルラウンジ アクア」で秘書官。10時46分、私邸。20日
【午後】8時6分、東京・虎ノ門のホテルオークラの宴会場で、麻生首相を支援する議員でつくる「太郎会」の鳩山総務相らと食事。9時18分、同ホテルのバー「ハイランダー」で秘書官。同41分、鳩山総務相、鴻池官房副長官ら加わる。10時23分、森法相加わる。11時3分、私邸。21日
【午後】8時6分、東京・赤坂のうなぎ料理店「重箱」。9時29分、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京のレストラン「イタロプロバンス ダイニング」で秘書官。10時47分、東京・神山町の私邸。
…いや、たしかにこれはすごいね。
さて、22日に至ります。
まずは時事通信から。
時事通信10月22日付け13:18”夜会合、今後も続ける=ホテルのバー「安い」−麻生首相”(参照)
「(夜の会合を重ねるのは)これまでのスタイルだし、これからも変えるつもりはない」。麻生太郎首相は22日昼、毎晩のようにレストランや料亭、ホテルのバーなどで秘書官らと会食していることを記者団に質問されて、「逆切れ」した。
「逆切れ」w
つぎはこちら。こちらよ。
今回の騒ぎの立役者はこの記事でしょう。
詳報というのは、ネットならでは。さすが産経。
産経新聞同日付け13:32”【麻生首相ぶらさがり詳報】「ホテルのバーは安全で安い」(22日昼) (1/4ページ)”(参照)
長めに引用しますよ。
麻生太郎首相は22日昼、首相官邸で記者団に対し、執務終了後に高級ホテルなどで会合を繰り返し、批判が出ていることに関し、「ホテルは安いとこだと思っている。たくさんの人と会うときにホテルのバーは安全で安いところだ」と述べた。ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。
(中略)
【夜会合】
−−夜の会合に連日行っていて、一晩で何万もするような高級店に行っているが、それは庶民の感覚とはかけ離れていると思う。首相はどのように考えるか
「庶民っていう定義を使うのが北海道新聞よく使われるのですか。僕は少なくともこれまでホテルというものが一番多いと思いますけども。あなたは今、高級料亭、毎晩みたいな話で作り替えてますけど、それは違うだろうが」
−−あの高級…
「そういう言い方を引っかけるような言い方やめろって。もうちょっと事実だけ言え。事実だけ。ずーっと、日程だけでも言えるから」
−−あの
「だろ」
−−ホテルが…
「馬尻がいつから高級料亭になったんだ。言ってみろ。そういう卑劣な言い方だめ。きちんと整理して、ね、言わなきゃ。いかにも作り替えれるような話はやめたらいい」
−−はい。高級店というか、一晩に一般の国民からすると高いお金を払って食事をする場所という意味で申し上げた
「うん。きちんとそういう定義言ってね。これからもするときは。あなたの質問ときどき、代表して聞いているけど、いつもなんとなーく、こう妙にひねて聞いているように聞こえるんだね」
−−そうか
「うん。そういう新聞なのかなあと思って聞いてたんだけど」
−−首相は批判があることについてはどう考えるか
「僕はこれまでもずーっと、あの少なくともホテルというところは安いとこだと思ってますね。正直言って、たくさんの人と会うときにホテルのバーっていうのは、安全で安いとこだという意識がぼくにはあります。正直なところです。事実その、どれが安いかどれが高いかと言われると別ですよ。だけどちょっと聞きますけど。例えば安いとこ行ったとしますよ。周りに30人の新聞記者いるのよ。あなた含めて。警察官もいるのよ。営業妨害って言われたら、なんと答える?あなたのおかげで営業妨害ですって言われたら、新聞社として私たちの権利ですっていって、それずーっと立って店の妨害をして平気ですか?今、聞いてんだよ。答えろ。フ、フ、フ、フ、フ」
−−私が伺いたいのは…
「いや、俺の質問に答えてくれ。俺、それ答えてんだから。今、今度俺が質問してる。平気ですか?」
−−われわれは営業妨害はしないように取材している
「してるって。現実にはしてるって言われているから、俺。だからうちはこねーでくれって。ホテルが一番言われないんですよ」
−−なるほど
「分かります?だから、あなたは人の自分の都合だけで聞いてるように聞こえんだね。俺には。ホテルが一番人から文句言われないと僕はそう思ってます。だからこれまでのスタイルでしたし、これからも変えるつもりは今のところありません。
−−お金に色は付いていないが、政治献金や政党助成金という形で金を出すのは高級な食事をするだけのためではないと思うが…
「自分でお金出します。政党助成金、もしくは私はその種の金、幸いにして自分のお金もありますから、自分で払ってます」
−−そしたらそれで返上するという…
「返上?(遮って終わる)」
いやはや、口と性格が悪い。
この質問はどれくらいの数の記者から出ているのかな?
このやり取りはいろいろなメディアに取り上げられているね。
47ニュースから。
共同通信同日付け17:43”首相と記者団のやりとり 夜の会合をめぐり”(参照)
記者 批判があることをどう思いますか。
首相 僕はこれまでもずっと、ホテルは安いとこだと思ってますね。正直言って。たくさんの人と会うときは、ホテルのバーは安全で安いとこだという意識があります。正直なところです。だけど、ちょっと聞きますけど、例えば安いとこ行ったとしますよ。周りに30人からの新聞記者がいる。警察官もいる。営業妨害と言われたら何て答える。新聞社として、わたしたちの権利ですって、ずっと立って店の妨害をして平気ですか。いま聞いてんだよ。答えろ。
ひょー。
さて詳報という手を使ってきた産経。
さっきのが昼。
こちらが夜。
産経新聞同日付け19:12”【麻生首相ぶらさがり詳報】「金融は予定よりしんどい」(22日夜) (1/3ページ)”(参照)
【夜会合】
−−首相が利用しているホテルを調べてみると、部屋を数時間利用するにも1泊分の料金を払わなくてはいけない。それが9万円くらいから25万円くらいまで料金がある。それを払うというのは安くないと思うが、首相の考えは
「あの、ホテルの僕は、部屋という話ですけれども。部屋と断定しておられますけど、ホテルのバーというのもあって、ホテルのバーってそんなに高いとこじゃないっていうのは、ご存じじゃないんじゃないでしょうか」
※余談
いま見たら、これなに(笑)
−−(首相就任から1か月の)率直な感想は?
「ご感想。そうですね、特にありませんね。そんなに、なんとなく、うん。想像してたものでしたんで、そんなに、特にこれが違うとか、あれが違うっていうようなものはありませんけれども。正直、今予定よりしんどいなあと思っていますのは、やっぱりこらなんたって金融ですね。これが、実体経済に出てくる影響っていうのは結構しんどいと。あんまり東京におられる方は感じていられない人が多いように思いますけども、これ12月にかけてやっぱり資金繰りって分かるかな?資金繰りってのは、簡単には12月っていうのは、10日ぐらいまでにボーナス払うんですよ。そうすると2カ月とか3カ月ボーナス払うでしょ。そうすると、給料プラス3カ月ですから4カ月分の給料を払うんですよね、まあ、3カ月だったり5カ月だったりいろいろします、4カ月払うでしょ。売り上げは変わんないわけですから。1月になると今度は、給与は同じ払って、実働は半分ぐらい。となると、約1月半の売り上げを5カ月から4カ月から5カ月会社としては払うというものが出てきます。資金繰りはものすごいきつくなるんですよ。これが中小零細企業における実態。これ役所にない感覚ですけど、この資金繰りっていうのが、理解してない人がすごく多いように思いますけど。これが払えないから会社が倒産ってのが出てくるというのを最も避けないかん。会社としてちゃんと回ってても、その1月に4カ月払わなくちゃいけないところができないという事態が一番大変なんですよね。だから、12月から1月にかけての分と、年度末の3月、このところの資金繰りっていうの、今度税金の話が出てきますので、欠損が出ていようと何だろうと、資金繰りのところが最もしんどくなるようですから、ここのところはちょっと、僕が思っていたよりは、海外の影響っていうのは、もろに響いてきて、銀行も株が下がったりなんかして、自己資本比率ってものが下がりますから、その株の下がると。その株が自己資本ですから、それが下がると、銀行は今度はいろいろ自己資本比率は国際基準とかいろいろありますんでね。そういった意味では、そこはすごく深刻になるというところを、ちょっと経済部じゃない人は理解していない。経済部もあまり理解いない人いるけど。そこらのところ商売したことのある人なら、だれでも分かる話なんだけど。そこのところがなんとなく、ピンと来てないように見えるんですね。ただこれ今からの話ですから。11、12この第3四半期の資金繰りが今、一番焦眉(しょうび)の急。これが一番、ちょっとみてて、われわれ、私が予想してた最初のころよりはこれはちょっと正直、米国のサブプライムの底がよく見えてきませんし、それが欧州に飛び火した分よく見えてこない。アジアはその分、かなりしっかりしているように思います。そこんとこが一番気になりますね」
記事としてダメだろう。
やる気ないんじゃない、見づらいし。
詳報はいいけど、この手法だとしょうがないのか?
まあ、おもろい。
時事は「野党かみつく」と攻勢にでるが。
時事通信同日付け19:23”連夜の会食、野党かみつく=「スタイル変えず」と麻生首相”
(参照)
(前略)
ただ、衆院解散・総選挙をにらみ、与党内には首相の飲み歩きに不満の声も出ている。自民党閣僚経験者は「経済がこの状態なのに、けしからんという声をよく聞く」と語る。
秘書官を通じて報道陣に公表される会食相手は、官房副長官や秘書官など身内ばかりだが、実際にホテル内で誰と会っているのか確認は難しい。16日夜に都内のホテルに入った際は「秘書官と食事」と発表されたものの、実際には中川昭一財務相らと「密談」していたことが後で判明した。ホテルは出入り口が多く、密会には都合がいいのも事実。首相の夜の会合は今後も続きそうだ。
なるほど。
さらに47から。
共同通信同日付け21:33”与党、首相発言に危機感 「化けの皮はがれる」”(参照)
「毎晩、高いところで食事して、秘書官ともバーで打ち合わせ、お金と体がよく持つなあ」
社民党の福島瑞穂党首は22日の記者会見で、麻生首相を皮肉まじりに批判した。
民主党の簗瀬進参院国対委員長も会見で、首相のスーパー視察を取り上げ「単なるパフォーマンス以上のものではない」と切り捨てた。
一方、与党からも、次期衆院選への悪影響を懸念し「不景気なだけに、派手な飲食は慎んだ方がいい」(自民党中堅議員)との不満が漏れる。
公明党幹部の1人は、首相がスーパーを視察した19日夜、帝国ホテルで食事したことに触れ「はしゃいでいる。悪ガキが調子に乗っている感じだ」と激しい言葉で非難。
「化けの皮」て…^^;
毎日も「連夜」を使う。
毎日新聞同日付け21:34”麻生首相:就任1カ月 有名ホテルなどで連夜の会合”(参照)
麻生首相の夜会合の多さは、福田康夫前首相と比べ際立つ。公務を終えそのまま私邸に戻ったのは就任から21日までの28日間で4日だけ。インドのシン首相との夕食会があった22日はさすがにそのまま帰宅したが、「はしご酒」の日も多い。民主党の簗瀬進参院国対委員長が22日の記者会見で「そういう所で本当の庶民の心はわからない」と指摘するなど野党の批判もあり、側近の松本純官房副長官は自らのブログに、首相が会員制バーでハンバーガーをほおばる写真を掲載し「庶民派」をアピールする。
一方、夜の会合は「密談の場」との見方もある。例えば広報担当の首相秘書官の発表では16日夜、首相は東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテルの中華料理店で「秘書官と食事」をしたはずだった。しかし首相が店を出た後、店内から中川昭一財務相、甘利明行革担当相、菅義偉自民党選対副委員長が現れ、首相と一緒だったと認めた。他にも「首相に会うので、ばれないようホテルにはいつもと違う車で入った」(自民党幹部周辺)という証言もある。
出入り口が多く密談には便利なホテル。衆院解散をにらみ夜の会合は当分続きそうだ。
最後の1行、さっきの時事通信のパクったでしょ?
産経は首相の感覚のズレを指摘する。
産経新聞同日付け21:50”国民感覚とズレ?首相連夜の会合 記者の質問に「怒」”(参照)
麻生太郎首相は24日に就任1カ月を迎えるが、連夜のように帝国ホテルの高級会員制バーなどでの会合に繰り出している。景気低迷に国民は青息吐息の状況で政府・与党も総合経済対策のとりまとめに躍起になっている最中のこと。会合とはいえ、世論に首相の感覚のズレを問う声も出始めているのは事実だ。これに対し首相は22日、記者団の執拗(しつよう)な“追及”に激怒し、「ホテルのバーは安い」「営業妨害だ」などとぶち切れた。首相の言い分は国民の胸にどう響くのか。
もう一個は野党からの批判。
同21:51”スーパー視察の後に…野党から辛辣な批判”(参照)
国民新党幹部は国会内で記者団に「首相が夜飲み歩くのはひどい。人柄が出てるよ。首相っていうのは、国民が苦しい時は一緒に苦しい顔をするもんだ。それが全く分かっていない」と指摘した。
民主党の簗瀬進参院国対委員長は記者会見で「スーパーで庶民の生活をちょっと見て、その夜は超高級ホテルで秘書(官)と食事をしている。スーパー視察は単なるパフォーマンスということだ」と述べた。社民党の福島瑞穂党首は会見で「超一流ホテルの、しかもバーで、秘書官や身内と懇談している。個人のカネで飲むのをノーとはいえないが庶民の感覚では豪遊だ。私費で普通やったら破産しちゃう。お金と体がよく持つなあ」と述べた。
さて、日経ものってきた。
日経新聞同日付け22:15”首相「ホテルのバーは安い」 連夜の会合批判に反論”(参照)
記者団が「一晩で何万円もするような店は庶民感覚とかけ離れている」と水を向けると、「ホテルは安い所だと思っています、正直言って」「たくさんの人と会う時にホテルのバーは安全で安い」などと反論。
さらに「周りに新聞記者や警察官もいる。安い所に行って営業妨害って言われたら何て答える?」と問い返し、代金に関しては「幸いにして自分のお金あります。自分で払ってます」と強調した
やわらか〜くなっているみたい。
つぎは読売。
読売新聞同日付け23:26”「ホテルのバーは安全で安い」野党批判に“麻生流”貫く”(参照)
麻生首相は22日、毎晩のようにホテルのバーなどに通っていることに対し、野党などから批判が出ていることについて「これまでのスタイルだったし、これからも変えるつもりはない」と語り、「麻生流」を今後も貫く考えを強調した。
首相の1日の日程は、公務後、帝国ホテルやホテルオークラなどのバーやラウンジに寄ってから私邸に帰るという形がほぼ定着している。その理由について、首相は首相官邸で記者団に「たくさんの人と会う時にホテルのバーは安全で安い所という意識がある」と説明した。さらに、「自分の周りには30人ほどの新聞記者や警察官もいる。(店から)営業妨害だといわれたら何と答える?」「今、聞いているんだよ。答えろ」と、時折笑みを交えつつも詰問調で逆質問。「ホテルが一番、人から文句を言われない」と強調した。
(中略)
首相は22日夜、官邸での夕食会後、バーには寄らず、私邸に「直帰」した。
最後の一文がいいね。
「時折〜」のところは、首相への配慮?
さて、日付は変わって23日に。
件の麻生「逆質問」の餌食にあったとされる北海道新聞(違ったら失礼)。
北海道新聞10月23日付け00:28”「ホテル安全で安い」 夜会合批判に首相が反論”(参照)
首相は、ホテルを使う理由として、記者や身辺警護の警官が大勢いるため、店の営業妨害になる可能性があると説明。記者団に「営業妨害をして平気か」と気色ばむ場面もあった。そのうえで「幸いにして(献金などでなく)自分のお金だから」と述べ、問題はないとの認識を示した。
こちらもやわらかく。
今日のラストは朝日新聞から。
朝日新聞同日付け03:00”「ホテルのバーは安い」 首相、「夜の会合」報道に反論(1/2ページ)”(参照)
首相が就任から21日まで、夜に通った延べ32店のうち、7割を超える23店はホテル内の飲食店やバーだった。首相は「たくさんの人と会う時に、ホテルのバーは安全で安い所だという意識が僕にはある」と説明。公式発表では、同席者は首相秘書官や官房副長官など1〜2人程度が多いが、実は「隠れみの」で複数の人と密会しているともとれる発言だ。
そのうえで「安い所に行ったとする。周りに30人からの新聞記者や警察官もいる。『営業妨害』って言われたら、何と答える?」と記者団に逆質問。「ホテルは文句言われない」と指摘し、「これまでのスタイルだったし、これからも変えるつもりは今のところない。お金も自分で払っている」と強弁した。
ただ、ホテルのバーの飲み物代は1杯千円以上かかる場合が多く、チャージ料も考えると決して安価とは言えない。22日夜、記者団に再び問われた首相は、こう切り返した。「ホテルのバーって、そんなに高い所じゃないっていうのは、ご存じじゃないんでしょうか」
ほうほう、チャージ料ですか?
行ったことないからわからん。
実際、どうなのか報道やらどなたか教えてくださいな。
ってか結局、高級か高級じゃないかがいろいろ言われているけども、これは「首相が飲み歩く」ことを問題にしたいのか?おそらく「政治資金で飲み歩いている」こと?それとも「ホテルで飲み歩くのは国民感覚からずれている」ということ?または、「記者に態度わるすぐる」ってことでしょうか。
さて、今後の展開が楽しみ。
*1:一応、清和会のこと。