アイトラッキング(eyetracking)調査について
jiten.comで見つけたニュース。
相変わらず「ほかのところでは拾わない」細やかな情報の拾い方であるな。
さて、アメリカのThe Knight Digital Media Center(http://www.knightdigitalmediacenter.org/home/#:title=参照)が公開しているニュースサイトのアイトラッキング調査について。
こちらから見れます。
Eyetracking research shows how younger readers view news websites
タスクは、「金曜のコンサート、映画の情報、スシ・レストラン、myニュースとmyブログ機能」を探すこと。
だいたい調査結果としては、
- サイト内でなにしたかを覚えてるひとなんかあんまりいない(72%は忘れていた)し、下のページまでスクロールするひとはろくにいない
ということみたい。
1ページ目、見た目で勝負!ですか。
アイトラッキングにちょっと興味があるんだけどなあと思っていたけどなかなか情報がないんじゃないか。
そりゃそうか、お金払わないとなかなか難しいよね。
と思ったら、ぐぐるとけっこう出てくるんですね。
こちらの意見を参照。
bozzlog.com/アイトラッキング調査
著者の方はアイトラッキングにとてもネガティブで、その理由は、
- 誰でも動くものや画像、リンクには誰もが目がいきます。
- ほとんどの調査は商品を探しているユーザーの視点ではない。
という。
一方、興味深い点として以下の3点。
- 同じような情報が並列関係で並んでいた場合、左上が最も見られる。
- 縦方向に休止点があること
- イレギュラー要素はみられる
で、
Googleの右端のリスティング広告は、余白が休止点になり、かつ「検索結果は通常、左にずらずらっと並んで表示されているもの」という習慣・心理に対して、「おもむろに右端に何かいる」というイレギュラー要素
という組み合わせですから見られるわけですね。
としている。
なーる。
サイトデザインを考えるうえで、ちょっと気にしたいことだったので、こういうものは面白く読めた。
参考
日経BP ITproの用語説明「アイトラッキングとは」
アイトラッキングは、視線の動きという言葉にできない無意識の行動を基にユーザビリティを分析する。これにより、Webサイトを改善しようとするものだ。
eyetraking.jp
数件のアイトラッキング動画が登録されている。